記事一覧

父の日オリンピックのテコンドー選手が父の腕時計を贈る

プロジェクトは最終的に、オメガの100周年に間に合うように完成し、中央にトゥールビヨンキャリバー1170を搭載したデ・ヴィルで発表された。この時計は2002年にCOSCクロノメーター認定を受け、再度リリースされた。センタートゥールビヨンの米国特許は1995年(第5,608,694号)に取得され、2015年に失効したが、センタートゥールビヨンは非常に希少な存在であることに変わりはないだろう(オメガとは異なる技術的アプローチを用いた注目すべき一例として、ハルディマン・フライング・センタートゥールビヨン H1がある)。

 新作のデ・ヴィル トゥールビヨンはシリアルナンバーが入り、新たなセンタートゥールビヨンムーブメントを採用している。Cal.1170と基本的な構造や技術的な解決策は同じだが、多くの点で新しいムーブメントでもある。これはセンタートゥールビヨン Cal.2640と呼ばれ、3日間パワーリザーブを備えている。

 ケースから取り出してムーブメントを文字盤側から見ると、時分を表示する円盤を駆動するためのシステムが見える。実際の駆動ギアは1時と2時の位置にあり、2枚のディスクを固定する留め具が12時、4時、8時の位置にある。オメガの腕時計これらには2つのディスク用のためにくぼみが2つある。巻き上げとセッティングのためのキーレスワークは、3時位置のスペースの大部分を占めていて、スケルトン化された美しい形のカバープレート(デテントスプリング<板バネ>が内蔵されており、この特定の要素が完成した時計では見えないのは残念だが、これは歴史的に高級時計製造に大きな関心を与えてきたクラフツマンシップの隠れた部分の一つでもあるだろう)。

 2つの主ゼンマイ香箱は、ムーブメントの裏側にあるくぼみの中に目立つように配置されており、パワーリザーブのセクターとしても機能する円弧状のブリッジでつながっている(1994年のオリジナルモデルは自動巻きだが、新型は手巻きだ)。石の配置からすると、香箱は直列に並んでいるように見え、右側の香箱が実際に中央のトゥールビヨンを駆動しているように見える(香箱の宝石と歯車の軸は、ムーブメントの上部3分の1を構成するブリッジの下にある)。プレートとブリッジは全てセドナゴールド製で、ムーブメントのデザインと仕上げには、伝統的な高級仕上げ技術と、より現代的な素材とアプローチの両方が反映されている。従来のジュネーブストライプではなく、フロステッドゴールド仕上げを使用していることは、私の目には、英国の懐中時計の伝統を少し想起させる。これは、コーアクシャル脱進機を発明した名匠ジョージ・ダニエルズ氏(George Daniels)への微妙なオマージュとしてオメガが意図したものなのかどうかは分からないが、確かにこのムーブメントに非常に威厳のある外観を与えており、大きな宝石と高度に研磨されたスティールワークとのコントラストを見せている。

【関連記事】​​​​​​​: 人気新作腕時計が発表され、新商品が発売されました。